こんにちは、ふじふじです。
今回は数ある投資の中で不動産投資がどんな特徴を持っているのかを総まとめしたいと思います。
投資に興味を持っている、または既に別の金融商品を運用している方ならば、一度は「不動産投資」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。
不動産投資は初めの知識が必要、初期投資が大きいというような認識は多くの方がお持ちではないかと思います。
そこで今回は、不動産投資と他の金融商品との徹底比較を行います。
極力、投資自体の知識を得たい方に対して用語など丁寧に説明いたしますが、それぞれの投資商品に特化した知識をお持ちの方々もぜひご覧ください。
まずは比較する投資商品の整理
投資商品といえばこんなものがあります。
投資商品 | リスク | リターン | 特徴 |
株式投資 | 株価の変動が大きいため、リスクは大きいがリターンも大きい。 ただし、投資額以上の損はしない。 |
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投資信託・ETF | 国内・国外問わず様々な金融商品の中から選択可能。 運用もプロに任せることができる。 ただし、手数料がかかる。 |
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不動産投資 | 継続的な賃料収入が期待でき、将来の不労所得や年金対策になる。 また、生命保険代わりや節税効果などメリットは多い。ただし、流動性は低い。 |
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REIT(不動産投資信託) | 少額から行える不動産投資。 リスクが低めで低めで、高い利回りの投資商品が多い。 |
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FX・仮想通貨 | レバレッジがかけられるので少ない資金で大きな投資ができる。 仮想通貨は数年で価値が何倍にもなりえる。どちらも大きくリスクを抱えた商品である。 |
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金 | 鉱物なので存在量に限りがあり無価値になることはないが、利息や配当を生まない。 | ||
国債・社債 | リスクがほぼなく、安全に資産を増やすことができる。 銀行預金より利率が高いもので運用したい人向け。個人向け社債の方が比較的リターンが期待できる |
それぞれ耳にしたりしたものばかりだと思いますが、不動産投資と比較したら?
という目線で見ていきたいと思います。
株式投資
投資と聞くとこれが元祖なイメージがあるかと思いますが、上記に特徴を挙げたように、
・株価の変動が多い(大きい)
・投資損が明確にわかる
という特徴があります。
変わって不動産投資の場合だと
・めったに売買しないので所有している不動産の価値が不透明。
という特徴があります。
ですが一方で、株式投資と不動産投資の決定的な違いとしては
株式投資は売買益(キャピタルゲイン)、不動産投資は賃料収入(インカムゲイン)での利益確保
という性質があります。
株式投資であっても配当金というものは得ることが出来ますが、不動産投資収入から比較すると
微々たるものであると言えるでしょう。
投資信託・ETF
不動産投資と株はある程度比較する特徴が決まっていますので表現が難しい所ですが、
こちらの金融商品ですと、株式投資に比べて価値変動額が少なく貯蓄性があるといえます。
不動産投資は所有する不動産の売買が頻繁にないため、価値がわかりにくいと話しました。
ですが、継続的に得ている賃料収入は単純に貯蓄額が増える、所有物件のローン返済に充てるなどを考えると投資信託やETFよりも貯蓄しているといえます。
(ローン返済も手元にお金は残りませんが、利息分金額を減らしているので立派な貯蓄です。)
REIT(不動産投資信託)
不動産投資検討している方にとっては非常に魅力的なものと思われるのがREITですよね。
不動産に対して少額から始められるというのが一番のメリットと言われています。
しかし、私としては「将来、投資している物件が自分の手元に残らない」という観点からするとこれは単純な投資信託などの延長であると考えます。(あくまで金融商品の特徴です。)
投資家として、掛け金・利回りを重視して結論的にREIT、というのは全く問題ありませんが、
手元に残るのがお金だけ、ということであれば株などと一緒。と考えます。
様々な投資本でも「投資信託・株式投資・REIT」の比較はよくされているのですが
これは各商品の特徴が近似しているため、悩む人が多い。ということですね。
FX・仮想通貨
あまり比較対象とならないような金融商品ですが、意外な特徴があります。
FXではその通貨利息で継続的な利益を得ることが出来る。(スワップポイント)
これは取引通貨間で利息差がある場合、その通貨を所持していた期間は金利差の分が利益となります。(当然、日々の通貨変動の影響はあります。)
仮想通貨は非常に定義があいまいとなってしまいますが、これは不動産投資のような「モノ」を買っているわけではありませんので完ぺきな売買益の追求。と言えるでしょう。
結局、不動産投資ってどうなの?
簡単にですが、金融商品との比較について記させて頂きました。
こんな中、不動産投資の最大の特徴をお話しますと、
初期投資・利益・損失ともに不動産投資がもっとも大きい。
ということです。
不動産投資は手堅い投資ともいわれますが一歩間違えた時の
私が最も言いたいことは
年間目標キャッシュフロー(CF)と全体利益を考える。
ことにあると考えます。
年間CFは多いに越したことはないですが、例えば年間100万円を実現するためには不動産投資は向いておらず、自ずとFXなどに手を付けなければならなくなります。
片や、年間50万円であれば不動産投資も視野に入ってきます。(物件状況によります。)
このように目標を設定したうえで、リスクを管理する、という考え方が必要ではないかと考えます。
本日は以上になります。以下、セミナーでの内容も非常に参考になりますのでご検討いただいている方はぜひご確認下さい。
ありがとうございました。