こんにちは。
今日は物件の現地調査についてお話いたします。
このブログを見られている皆様であれば
逐一、気になった物件を内覧したり、
現地調査などに向かわれている方も多いのではないでしょうか?
本日はそんな調査の中で、
「こんな心構えで調査に向かえば有意義に進められる!」
というようなポイントをピックアップいたします。
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物件の短所探しで終わらせない。
これは最初、私もそうでした。
物件を探しに行ってるにもかかわらず
物件の買わない理由を探しに行っている人。
非常に多くの方が該当すると感じられます。
- 「この物件は外装が汚いからダメだ。」
- 「この物件は徒歩圏内じゃないからダメだ。」
- 「何かわからないけど人がつかない気がする。」
確かに、短所は短所で受け入れなければなりません。
しかし、それをもってしても有利な物件かもしれない、
そんな気持ちで物件調査に行くべきだと思います。
行動するけど、購入できない。
大半はこういった理由があります。
-
何を見に行くのかを明確にする。
これも多くの人が該当します。
「そんなこと言っても、自分は建築の素人だから
見るところなんてわからないよ!」
みたいな声が聞こえてくそうですが。。。
安心ください。
私も皆さんのためになれるように
「現地調査時の調査チェックリスト」
これを作成してお見せしたいと思います。
また、ブログも始めたてで読者も少ないので
タイミングを見て、発信したいと思います。
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自分なりの物件の基準を持つ。
これは、何回も現場を見ないと身につかないと思います。
私も現場経験があるのでこれは非常に感じますが、
物件でどういう納まり・仕様が適当なのか?
この基準を自分の頭の中に構築していってください。
例えば、
「外壁はこれくらいの汚れなら大丈夫。」
「内装も少しくらいの傷なら許容する。」
「設備関係はちょっとの不具合でも許さない。」
言葉ではこんなこと言えますが、
これくらい?少しくらい?ちょっとの?
どの程度まで許容するか、自分の物差しを作りましょう。
この世に完璧な物件などありません。
建築士目線から言わせてもらえば、
この仕様なら大体これくらいの劣化状況でも大丈夫。
という物差しで現場を見ます。
建築とは、
求められる性能
に対して
実現できる仕様
があり、それらを常に天秤にかけます。
私の建築に関する思いが非常に強い部分です。
-
短所を長所に変えられるかを検討する。
これは、1番目の心得と多少かぶります。
先述したように物件を見に行くのであれば
「買う理由」
を探していってください。
その際に重要な考え方として。
短所を自分の力でどのように長所に変えられるか?
という考えを持ってください。
建築でよく長所にも短所にもみられるところがあります。
× 古臭い⇔ ○ 味がある。
これってすごく矛盾していると思いませんか?
人によっては「古臭くていやだ。」ともいわれますし、
「味があっていいねえ」とも言います。
つまり、物件は
住む人の感じ方で長所も短所も変わるのです。
なので自分が現地調査しに行ったときは、
・「外装が汚いなぁ。。。」
→「外装は費用次第できれいにできるし、味が出てくるな!」
・「徒歩圏内じゃないんだよね。。。」
→「駐輪場あるし、近くの職場で働く人にはうってつけかもしれない!」
・「内装が古臭いんだよね。。。」
→「インテリアを凝ってプレゼンすれば、味がある面を認められるかも!」
こんな感じに自分の考えを変えてみてください。
そうすれば、建物の第一印象にとらわれず、
冷静な目線で現地調査を行うことができます。
本日は「現地調査を有意義に進める4つの心得」
をお話ししました。
ありがとうございました。
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